ADHDなどの発達障害とセロトニンの関係について

ADHDなどの発達障害の人はセロトニンが不足している?

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発達障害の1つであるADHDの人の脳は、セロトニンとドーパミンが不足している可能性があります。ADHDの主な症状は「不注意」「多動性」「衝動性」の1つです。ドーパミンは、脳の前頭葉を発達させ、活性化させる脳内物質です。

前頭葉は物事を論理的に考え、順序立てて思考させる働きを担っています。ここが未熟な状態だと、前頭葉本来の働きが出来ないため、頭で考えて行動せず、5感からの刺激に対して反応を起こしてしまうのです。

ドーパミンが不足している場合には、その量を増やしてくれるのがセロトニンです。セロトニンを増やすと、ドーパミンを適正量に保つ事ができ、前頭葉が活性化され、ADHDの症状を改善してくれる可能性があると期待されています。

ADHDの具体的な症状について


代表的な症状は「不注意」「多動性」「衝動性」の3つです。自分の注意力や欲求、感情を自分自身でコントロールできる能力が身に付いていないため、自分勝手な人だと思われてしまう事もあります。

症状が現れるのは子供の時からです。100人に対して3人は該当する症状ですので、珍しくはありません。子供時代はADHDであっても、大人になれば4人に3人は症状が無くなりますが、他の病気と合併症を起こしている事も多いため、不安に思われる方は迷わず専門医の診断を仰いで下さい。

また、二次障害として、ADHDの人がうつ病を発症するのは、ノルアドレナリンとセロトニンの分泌量が少ないためです。ノルアドレナリンを増やす役割を担っているのも、セロトニンなのです。

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ADHDの原因とは?


産前か、産後すぐの脳の発達の不具合から生じるという説が有力です。妊娠中の母親の喫煙や飲酒、食品添加物、環境汚染物質、遺伝子も関係していると考えられています。

両親の愛情不足や育て方など、周りの環境が原因となることはなく、あくまでも、子供自身が「持って生まれた特性」とされています。

セロトニン分泌大作戦!


ADHDは子供に多い症状ですから、子供のセロトニンがきちんと分泌されるよう、次の3項目を行って下さい。「日光浴」「リズム運動」「トリプトファンを含むバランスの取れた食事」の3つです。どれか1つ欠けても、セロトニンは増えません。

手軽なのは、日光を浴びながらリズム運動(一定のリズムで行う運動)のウォーキングをすることです。毎朝登校時に行う事ができますし、日光浴とリズム運動が一度に出来ます。

リズム運動は、最近流行りのダンスや水泳、自転車こぎ、太鼓叩きなど、お子さんが楽しんで出来る運動をさせればOKです。

食事はバランスの良い食事を前提に「トリプトファン」を多く含む食品を積極的に取りましょう。「トリプトファン」はセロトニンの材料であり、大豆製品、乳製品、アーモンド、バナナなどに多く含まれています。

ADHDの人が社会で活躍するために


まず、自分がADHDではないかと疑問に思われる方は、専門医の診断を受けましょう。自己判断は避けて下さい。ADHDであった場合、医師から具体的なサポートや有効な治療を受ける事が出来ます。

社会生活を送る上で困っている事があれば、一人で悩まず医師に相談する事が大切です。専門医と良く相談した上で、家族や周囲の人に自分の障害を知ってもらい、苦手な事はサポートしてもらうよう工夫をすることも大切です。

あまり深刻に考えず、障害と上手く付き合って行けるよう、工夫を凝らせば良いのです。同じ障害を持っている人と意見の交換をすることも、気分が楽になり、思わぬ発見があるかもしれません。


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